ソ連〜ロシア

一昨深夜の東北大地震で関東方面の広域でも停電が発生した。あるニュース番組のキャスターが言っていたが停電だから当然テレビは見られない。それに何故か電波状況も非常に悪くネットも繋がらない。挙げ句は仕方なく大阪や九州の知り合いに電話をしてテレビを見てもらいながらニュースを実況中継してもらったとのこと。

 

関東での震度は4前後。この程度の地震で何故ここまでの被害になるのか。やはり便利なものほどいざというときは脆弱なのだろう。

 

今回の地震、揺れの強さは東日本大震災と変わらなかったという。津波が起こらなかったので人的被害が少ないのがせめてもの救い。11年前の東日本大震災では未だ2500人もの行方不明者が居る。

 

震災の時、世界の各国から暖かい援助の手が差し伸べられた。それは今、世界中の怒り、憎しみを一身に背負っているロシアからも。

https://www.ru.emb-japan.go.jp/japan/JEarthquake/JHelp_from_Russia.html

 

40〜50年前の子供の頃、中一時代や高一コースのような学習雑誌の記事で読んだ記憶があるのだが、実際行ってみるとそれまで抱いていたイメージと一番違う国のトップがロシア(当時ソビエト連邦)だった。街角で地図を見ていると何人も集まってきて「どこに行きたいのか」と聞いてくれる。少し会話をしただけで「家に来て飯を食っていけ」と言ってくれる。とにかく親切な国民だと。

 

ソ連時代のロシアは社会主義国で今よりずっと貧しく、食料1つ買うのも行列が当たり前。そんな時代なのに、いやそんな時代だからこそ外国人観光客にも親切な国民性が養われていたのだろう。

 

その親切心溢れる国の人々が全世界から非難の矢面に立つような非道な行為を行っている。これが本当にあの国民の望んでいることだろうか。俄に信じられない。何かのすれ違いで行っているのだろう。そう思いたい。

 

日本が震災で苦しんでいる時におれだけ親切にしてくれた国だから。