足るを知る

今年の正月、久しぶりに姉夫婦宅を訪れた。ちょうど帰省中の子供家族も含め全員で箱根駅伝を見ていた。義兄は今どき珍しい亭主関白で姉も子供も他の番組を見たいと言い出さない(言い出せない)。そう言えば何年か前まではテレビ東京系の12時間連続時代劇をずっと見ると聞いたことがある。

 

姉の家には今は大抵の家にあるビデオ(録画機)がない。BS放送も見ていない。野球を見すぎるからだそうだ。それに何とパソコンもない。年賀状は今でもプリントゴッコを使っているというから恐れ入る。

 

パソコンが一般家庭に普及し始めたのはWindows95の頃から、VHSビデオはもう少し前だが、一般の人にも手軽に手を出せる価格になったのは30年ほど前か。私がちょうど40年前松下電器に入社した時、社員購入制度を使って実家にビデオをプレゼントしたが一番安価な機種でも定価は初任給とそう変わらなかったことを覚えている。

 

つまり、ほんの30年ほど前まではビデオも、ましてやパソコンなどないのが普通の一般家庭だったのだ。テレビは今放送中のものを見るだけ。調べたいことがあれば書籍を紐解き、買い物は専ら実店舗。

 

今は全チャンネル24時間録画出来るレコーダーもある。調べたいことがあればスマホで検索。CDやレコードを買わなくてもストリーミングやダウンロード。買い物も最安店でネット通販。車に乗れば全国何処でもナビが案内してくれる。便利な世の中になったものだ。

 

しかし、それで本当に我々は幸せになったと言えるのだろうか。中高年はより一層テレビを見るようになり、若者はネット中毒。おかげで全世代本とも活字離れが著しい。

 

幸せの定義は

 

 

 

https://youtu.be/EvEiEmGeXaA

お金の話も面白いが特に5分30秒辺りからの「人生の生き甲斐」についての話を見て欲しい。全く同感する。