この度のコロナ禍はその初期においては感染者数や死者数の少なさから日本の政策が賞賛された。しかしその賞賛も最近になって評価が180度変わりつつあるようだ。
東京都、コロナ感染者の全数把握見直し。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6438561
毎週見ている土曜朝の「正義のミカタ」という番組でゲストが聞いた。2、3週前のこと。
「この2年間、大変な手間と労力を掛けてコロナ感染者の把握、どこに行って誰と会ったなどの行動調査を行ってきましたがそれらは国で何かの統計データとして役に立てているのですか?」
この質問に対し元厚生省医系技官の方が答えた。「一切ありません。」
半ばそんなことだろうと思ってはいたが、こうハッキリ断言、開き直られるとあ然としてしまう。私の友人にもまさに当該部署で働いている者がおり、日々の業務の大変なことについてその幾許かを聞いていたが、それらが何の役にも立っていないと断言されてしまっては彼らの苦労も浮かばれまい。
聞けばあれだけ鳴り物入りでインストールを呼び掛けていた接触確認アプリ、COCOAも停止するという。
自身のサラリーマン時代を振り返れば、私とて上の指示通りするだけでそれが本当に役に立つのかなど深く考えた事などないのも事実だが、やはり公務員は何につけ全て税金で賄われていることには思いを致してほしい。
安倍元首相の国葬も金が掛かるからということが反対の理由の一番らしいが、国民葬でも自民党葬でも元を辿れば全額税金だ。問題は出処てはなく総費用だろう。
国葬問題についてはまた稿を改めたい。