改めて占いについて

古書店や中古CD店を廻ることは私の数少ない趣味のひとつだが、発売年次と価格には興味深い関係がある。大多数の本(CD)は中古市場に出始めた頃は数も少なく、当然値段も高い。BOOKOFFを例に挙げると例えば新刊で2000円の本は最初は1600円位で店頭に並ぶ。それが1年経ち、2年経つと500円均一のコーナーに、更に年数を重ねると200円や100円の廉価書棚に収められる。これが通例で殆どの本やCDはこのコースを辿る。

 

処が稀に上記の例に当てはまらないものがある。ひとつは販売間もないのに中間の価格を飛ばしていきなり廉価コーナーに並ぶもの。安倍元首相の「美しい国へ」や小澤征爾さんの「ニユーイヤーコンサート」はこの好例で和歌山のような田舎の店舗でも一度に何冊、何枚もの同じ商品が店頭に並んでいる一時期があった。よく売れていると聞いたので買ってはみたがいまいちピンと来ないので売りに出した。多分そんなところだろう。

 

そんな商品がある一方で販売から結構な年月が経っているのにそれ程値段が下がらないものもある。ひとつは廃刊、廃盤になった商品で、中古で搜す以外手に入らないのだから時には販売価格が定価を上回る例も珍しくない。それとは別に廃刊、廃盤になっていないのにそれ程値段が下がらないものもある。買った人が内容を気に入り、繰り返し読みたいと思うから売りに出さないのだろう。こんな本を出せることは正に作者冥利に尽きるのではないか。

 

たった今読了したこの本もそんな一例だ。https://www.jiyu.co.jp/shumiseikatsu/detail.php?eid=03631&series_id=s23

 

3年も前の本だが定価1650円に対し、Amazon中古本の最安値が1300円ほどだから殆ど変わらない。実に面白い本で占い好きの人には是非一読を勧める。内容侵害になるのであまり詳しく書けないが漢字そのものにも吉凶があるのて画数だけでは決められないらしい。

 

因みに私の名前は最強の吉数と最悪の凶数の入り混じったもので良くも悪くも振幅の大きい人生を送る運命とのこと。これは他の占いでも同様の相が出たことがあるので恐らく当たっているのだろう。

 

毎日放送アナウンサーの高井美紀さんが亡くなった。死因は公表していない、と聞かされると余計にあらぬ想像をしてしまう。何れにせよ傍目には順調満帆に見えていても一寸先は、ということだ。早速この本で高井美紀さんの名前を占ってみたがそんなに悪くは思えない。まあ、当たるも八卦当たらぬも八卦

 

まあ、私も若くはない、今後の人生にあまりダイナミックな展開は起こらないに越したことはないと願っている。