これだけは絶対無理

ボランティアの談が途中のまま終わっている。見てきた豪雨の惨状含め、自分の中で整理出来たら補筆という形で完成させたい。ただハッキリ言えるのは翌日は「ア・ハード・デイズ・ナイト」そのもの、節々が痛くて殆ど家でぐったりしていたがその翌日には又行ってもいいなという気持ちになつていたこと。いや、ええ格好しいとかではなく本当にそう思っている。

 

私達がボランティアに行った家の主は85歳のおじいさん。独り暮らしか夫婦のみの世帯と思われる。そのおじいさんが我々の作業中ずっと家の片付けをしている。ボランティアに来てもらっているのに家に居たら失礼だと思っているのだろう。私が家で痛い、疲れたと文句を垂れ流していた「あの日」も黙々と片付けしていたに違いない。85歳にはとても見えない位若々しい方だがあまり無理をなさらないようお願いしたい。

 

XX日記シリーズの最新刊「バスドライバーのろのろ日記」を読んでいる

https://books.google.co.jp/books/about/%E3%83%90%E3%82%B9%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%82%8D%E3%81%AE%E3%82%8D%E6%97%A5%E8%A8%98.html?id=X5C9EAAAQBAJ&source=kp_book_description&redir_esc=y

 

今までのシリーズと違うのはこれまでは言うに言えない不本意な事情で次の職についているのに対し、この人は元々教職で、続けることもできたのに自らの意志でバスドライバーになったということだ。子供の頃からの夢だったらしい。

 

「大きくなったらXXになりたい」か。私にそんなものあったのだろうか、ふと我に返る。おそらくなかった。少なくとも物心がついた頃には出来れば一生仕事をせずに食べていけたらいいのに、そんなことばかり考えていたような気がする。

 

自分はひょっとしたら酒好きかも知れないと分かった中高校生の時に屋台のおでん屋をやりたいと漠然とした夢を見たことがあるがそれだけのこと。客観的に自分に向いている仕事は何かあるだろうか。占いでは手の大きい人間はサラリーマンに向いてなく、ひとりでする仕事が良いとのことだか個人タクシーなんかどうだろう。いや、運転手は絶対に無理だ。方向感覚が天才的に悪い。この本にも終点まで着いたはいいが営業所に帰って来る道が分からなくなった運転手の話が出て来る。電話でそこから何か見えないかと聞かれた運転手が右上方に月が見えますと答えたという普通の人には笑い話としか思えないようなエピソードが紹介されているが私はこの人のことを笑えない。

 

何年か前、南紀白浜で観光バスが道を間違えて立ち往生するという出来事があった。

https://hochi.news/articles/20180829-OHT1T50240.html

乗客もさぞや怖かっただろうが運転手さんは誰よりも必死だっただろうな。