黄昏流星群

ニュースによると今週いっぱいが今年の暑さのピークとのこと。もう堪忍してくれ、と叫びたくなる。まさか日本で40℃近い気温が珍しくない時代が訪れるとはほんの何年か前まで思いもよらなかった。

 

しかし上には上があるもので私は30数年前、サウジアラビアで58℃という気温を経験したことがある。若かったのでそれ程身体にこたえた記憶はないが、出張の行き帰りに立ち寄ったマレーシアで行きはなんて蒸し暑い国なんだと思ったのに、帰りのサウジアラビアから立ち寄った時、クアラルンプール国際空港から外に出て先ず感じたのはこんな涼しい国だったかな?という不思議な感覚だった。

 

それともうひとつ日本と違ったのはサウジアラビアでは皆長袖、長ズボンだったこと。半袖、半ズボンは熱すぎて危険なのだ。あと、これは乾燥しているからだろうがどれだけ外で作業していても汗が出ないことだ。きっと汗をかく尻から乾燥していたのだろう。だから日本で半袖、半ズボンが使われている限り、まだマシなのかも知れない。

 

 

ある都市銀行の元支店長が本に書いていたが銀行では顧客によって窓口の担当者を変えているとのこと。

・中高年の男性には若い女性行員

・若い男性にはベテラン女子行員

・中高年の女性には若い男性行員

若い女性にはベテラン男性行員

 

コロナ以降はどうなっているか知らないが、そう言えば私が訪れた銀行、全てで若い女性行員が対応に出て来たな。この狙いはハッキリしているだろう。先ず単純に異性が出て来ると嬉しい。若い者同士だと緊張が先に立つし、中高年は中高年が嫌いだ。

 

おばちゃん達が若い男性行員に対してどんな思いを抱くのか分からないが、我々おっちゃんどもが若い女性行員に対して抱く感情はあらかた想像がつく。

「うちにこんな娘がいればなあ。」

「うちの娘がこんなに美人で賢ければいいのになあ。」

更に想像力の逞しい男性なら

「この娘とお付き合い出来たらなあ。」とか

「ひょっとしてこの娘、僕に気があるんとちゃうやろか。」

なんてことを想像するものだ。(ここまで来るともはや妄想?ほっとけ。)

 

私だってガラガラの電車なのに隣に女性に座ってきて、あらぬ想像をしてしまい胸がドキドキしたことが何度かある。

 

そんな男の淡い夢物語を描いた弘兼憲史さんの「黄昏流星群」が昨夜最終回を迎えた。https://www.bs4.jp/tasogare/

 

昨夜の内容は年老いた元大学教授とたまたま古書店で出逢った女子大学生の物語。内容はさておき、その教授の名前を見て驚いた。何と私がお世話になった大学の先輩で同じく松下電器に勤めていた方と同姓同名なのだ。

 

弘兼憲史さん自身も松下電器OBで、私の入社最初の職場には島耕作のモデルになったという人が居た。更に弘兼さん、島耕作のモデル、そしてアニメ内で大学教授と同姓同名だった方、全員同い年つまり入社同期なのだ。これはかなりの確率で意識して先輩の名前を使った可能性が高い。

 

このお三方は私の丁度ひと回り年長、いわゆる後期高齢者になっている。弘兼憲史さんは今でも大変若々しくいらっしゃるがモデルのおふたりもお元気だろうか。

 

暑中見舞でもと思ったが住所が分からない。まあ、お元気だろう。そう思っておこう。