某証券会社の担当者が暑中見舞をくれた。手紙にはつい最近ヨーロッパへ新婚旅行に行ってきたこと、そして向こうの物価の高さに驚いたことが書かれていた。なんとペットボトルの水が560円、ジェラートか2300円したという。(こう書きながらジェラートって何かよく知らないのだが。)
560円と言えば日本では普通に昼飯が食べられるし、2300円は夕食でもそんな大金を使うことは滅多にない。これでまだ海外旅行が遠ざかった。もっとも私が行きたい海外の場所と言えばピラミッドくらいだが。
私が欧米に行ったのは30-40年も前だが、モノの値段が高くて驚いた記憶はあまりない。サンフランシスコで毎日のように通ったステーキレストラン、Tadsは山盛りのサラダ、ポテトフライが付いて1000円しなかったくらいだったし、缶ビールなんか日本より安かったのではないか。しかもその頃のドル円レート、¥250/$で計算してだ。
アメリカで高いなあと驚いたのは姉婿に頼まれたダンヒルのタイバー。44ドルもした。日本円で11千円。ブランド品なので高いのは当たり前なのだが当時私が使っていたタイバーは何かの式典に貰った記念品、即ち無償のものなので。