一体どうしたいのか?

先日のスーパーボールのアメリカでの視聴者数は1億2370万人だと言う。一方あれだけ日本中が熱中したWBCの決勝は530万人。ふた桁違う。アメリカ人のふたりにひとりはスーパーボールを見ると言われているから、その伝でいくとWBCは50人にひとり、率にして2%に過ぎない。連続ドラマなら即刻強制終了が検討される数字だ。上智大学、前嶋教授が言っていたように「WBCのことを知っているアメリカ人はほとんど居ない」も多分本当なのだろう。なのに今日もテレビは大谷一色。こんなニュースだけ見せられているとまるで大谷がアメリカのトップスターであるかのように誤解してしまう。日本のマスコミは何かというと欧米や他の先進国と比べて如何に日本が遅れているかということを強調したがるくせにこういう事実は報じない。

 

 

私が1985年にアメリカに行った時に驚いたことの一つに女性ドライバーが巨大なトラックを颯爽と乗りこなしている姿を見たことが挙げられる。ウーマン・リブの先進国はさすがに違うと感動した。当時、日本はまだ男女雇用機会均等の施工前、お茶汲みは女性がするものという古い風潮もあったが、力仕事は男がするという棲み分けも出来ていた。

 

こんなこともあった。車の商談にディーラーを訪れた時、いつもは女性が出してくれるコーヒーを新入社員らしき男性が持ってきた。問わず語りに先方が話した。「すみません。女の子は休日出勤させない約束になってますので。」そう、当時は男女で不平等な点もあったかも知れない、でも女性が守られている点も多々あったのだ。中東は今でもそんな国が多いと思うが一夫多妻制とか女性は他人に顔を見せてはならないとかのしきたりがある一方、混雑している店でも優先して入れるとか映画館などの入場料が安いとかの特権もある。日本でも最近レディスデーや女性割引を設けている店が増えてきたが、「失礼な!そんなもの女性に対する逆差別だ。」と言って断った例をまだ知らない。

 

学校の健康診断で裸になるのは嫌。https://www.fnn.jp/articles/-/658719?display=full

おいおい、何をぬかすか。欧米様ではトイレも男女一緒にしようかという今の風潮を知っての戯言か。そのうち更衣室も男女共同になろうかというこのご時世に一体親はどんな教育をしているのか。

 

ブラマヨ談話室で聞いた話だがある保育園で男性の保育士がおむつ交換をすることに反対の声が上がったという。それを聞いていた文化人ズの女性、日頃は男女同権だの勇ましい癖に「私も嫌!」開いた口が塞がらない。

 

男女別の視点お決まりの制服は嫌、女子がズボンを履いもてもいいし、男子がスカートを履くことも認めろ。髪型の決まりも嫌。だけど更衣室とトイレが一緒なのは嫌。そんなことを言いながら混雑したサービスエリアの男子トイレに乱入してくるではないか。

 

一体貴方がたは何をどうしたいのか。