車遍歴

最近、車を買った。これについてはまたの機会に。

 

つい一年前、いや、半年前までコロナと言えば思い浮かぶのはストーブかファンヒーター、少し年輩の方ならトヨタの往年の乗用車だったと思う。それが今ではコロナ時代やコロナ前、コロナ後などとすっかり意味合いが変わってしまった。

 

車のコロナと言えば、私もかつて所有していたので他人事ではない。(所有と言っても妻の花嫁道具としていただいたものだが。)

 

ここで私の車の所有歴を整理しておきたい。実家が初めて車を買ったのは意外と遅く、私の大学生時代。スズキのフロンテという軽自動車だった。その後トヨタのカリーナ、コロナと買い替えたが、これらは全て親名義。初めて自分名義の車を買ったのはトヨタカローラFXという車で1986-7年頃だったと思う。

 

私が結婚したのは1989年だから、カローラFXはまだ充分に新しく、妻のお父さんから「持たす車はコロナでよろしいか?」と聞かれた時は正直戸惑った。断ったら失礼だし、その分現金を持たせて欲しいとも言えないし、勿論2台持つようなゆとりはないし…。今の私もならどうしていただろう。結局泣く泣くカローラFXを手放した。泣く泣くと書いたが、実際それ程悲しかった訳ではない。

 

そのコロナも4年後、次女が産まれた時に手放した。理由は家の家族と両親が乗ると定員オーバーになるから。で、買い替えたのが日産セレナ。丁度日産創立60周年特別仕様車が出ており、それを買った。エンジンはガソリンとディーゼルの選択があったが妻のおじさんからワンボックスカーは燃費が悪いから絶対ディーゼルがいいとアドバイスされ従った。ディーゼルは1.5トンを超えるので自動車税が高く、それ程の省マネーにならなかったと気付くのは後のこと。いや、車本体も数十万円高いので却って高く付いたかも知れない。

 

でも、セレナはよく頑張ってくれた。家も妻の両親もまだ若く、よく旅行に行った。北陸、中四国、岐阜、長野みないい思い出だ。なかでも一番の思い出は娘の七五三に両方の両親を招いて会社の保養所に宿泊したことだ。先日、次女に「お父さん、一番幸せだなあって思ったのはいつ?」と聞かれ、口をついて出てきたのがこの時の旅行だった。

 

今思えば「勿論、お前の結婚式だよ。」と言っておけば良かったのか。私は何時でも気付くのが遅い。

 

この項、続く。