偶にはクラシックの話題

NHKの「偉人たちの健康診断」という番組、ベートーヴェンの回だったので途中から少し見た。丁度ベートーヴェンとそれ迄の音楽は何が違うかという話をしていて、解説者がモーツァルトまでは貴族のための遊興音楽だったとトルコ行進曲を弾き

https://www.youtube.com/watch?v=exhiil4J5NU

(これなら食事しながら聞けますねとゲストの声)、

処がベートーヴェンはと悲愴冒頭を弾いた。

https://www.youtube.com/watch?v=jHIUEmKpRZY

(こりゃ食べ物吐き出しますね、同)

 

つまり、ベートーヴェン以降音楽がただ楽しむだけのものから、作曲家の思想、意思が強烈に込められるようになった。概略こんな説明だった。間違っているとは言わないし、そう思っている人も多いだろう。

 

しかし少しクラシック音楽を聴き込んだ人は皆言う。「モーツァルトの音楽ほど怖いものはない。」誰の言葉か忘れたがモーツァルトの音楽は「亡くなった子供らが天国で戯れているよう」。確かにそんな趣きがある。私もそう思っていた一時期があった。

 

今の私はそれも一面的な聞き方に思える。と言うか「こんな音楽なのだ」と先入観を持って聞くのは危険だと思うようになった。その曲、その演奏、その時の気分でもっと自由に聞けば良い。モーツァルトベートーヴェンに限らず、いやクラシック音楽に限らずそんな風に聞くのが音楽本来の楽しみ方ではなかろうか。

 

モーツァルトについては、どれだけでも書けそうなので私が彼をどう思っているか、ヤフー知恵袋への私の回答で締めたい。質問は「全ジャンル、全時代の作曲家の両横綱は誰と思いますか?私はベートーヴェンジョン・レノンです。」というもの。

 

私の回答は「横綱の1人はモーツァルトで決まりでしょう。でも偉大すぎて片側の横綱候補が見つかりません。ここはクラシックの方は親方に退いてもらってずばりジョン・レノンポール・マッカートニーでいいのではないでしようか?」

ベストアンサーには選ばれなかったが、私の考えは全く揺らがない。