元号

今日12/23は2年前まで天皇誕生日だった。昨年の数字だが平成生まれは人口の約1/4(25%)で、昭和生まれが70%だという。昭和が64年、平成が32年と半分の期間しかなかったとは言え、昭和には戦争もあったし、昭和一桁生まれの人は1番若くても80代後半。このことだけで如何に少子化が進んでいるか明解だ。

 

私は1959年に生を受け、1989年に平成が始まり2019年に次の元号、令和に代わった。(今上天皇とは同学年で数少ない自慢のひとつ。)つまり昭和と平成、丁度30年ずつ生きたことになる。ものごころ付くまでに7,8年掛かるだろうから普通に考えれば平成の方により思い入れや印象が残っていそうだが、私の場合圧倒的に昭和に強い印象がある。自身の正直な感想を言えば昭和天皇重篤な容態になられてテレビに連日テロップが流れるような時期になってすら心のどこかで「昭和は永遠に続くものだ」と思っていた。

 

昭和により強い印象が残っている理由ひとつとして世間全般で元号が使われる機会が減ったことは確実にある。

 

例えば松下電器では社員それぞれにマンナンバーという7桁の番号が割り当てられ、その頭から2つ目と3つ目が入社年次(昭和)だった。私は昭和57年入社なのでx57xxxxとなる(頭のxは卒業学校種だったと思うが記憶が定かでない)。

 

昭和64年1月7日に天皇崩御され、その年の新入社員からマンナンバーはx89xxxxのように西暦年を用いるようになった。そして気付けばマンナンバーという名称もピンナンバーに変わっていた。マンは男だからパーソンに変えたのだとか。そう言えばサラリーマンも男だからサラリーパーソンに変えるべきという意見も耳にしたが、こちらは余り普及しなかった。何故だろう。