金は使うに限る

こんなことを書くのは非常に慎重であるべきなのだが、今回のコロナ騒動で個人的に一番痛手を被っているのは資産運用だ。金額は、と言うと、これはオーディオ機器に掛けている金額と同じで、そんな位で大袈裟に騒ぐなという声と、えっそんなに、という声に二分されるだろうから、私なりの尺度で言うと次に買うならこれがいいという車2台分位は優に評価損が出ているとだけ申し上げておく。

 

投資のプロなら下がりに下がった今が買いのチャンスとひと勝負するところだが、私はアマチュアもいいところ。とてもそんな勇気は持ち合わせていない。(余談だが花札遊びで一度だけセミプロの方とお手合わせしたことがある。いきなり高い点数の札を捨ててきたり度肝を抜かれることの繰り返しであったが終わってみれば大差で負けていた。)

 

今乗っている車は購入して4年になる。前の車7年目の車検前に買い替えた。3列シートの8人乗りで結構役に立ったが父の逝去、及び長女の結婚で6人以上乗る必要がなくなったのが大きなきっかけとなった。

 

今の国産車のこと、7年と言っても全く調子に異常なく、妻も気に入っていたので買い替えには結構反対された。しかし私には珍しく押し切った。

 

でも、もしあの時買い替えていなくて今になって不調が出て来たらどうだろう。買い替えたくても元手がなく(どれを解約しても大損なので踏ん切りが付かない)、七転八倒の苦悩に陥っていたに違いない。

 

私事だが昨年より個人年金保険が入るようになり、多少懐が暖かくなった。昨年はその金で太陽光発電を設置した。息子の学費や親戚付き合い用にと妻にもそれなりの金額を渡してきた。

 

太陽光の方は国の認可に時間が掛かりようやく今月から稼働が始まったが、これからどんどん家計を潤してくれるだろう。妻に渡した「交際費」も大変喜んでもらえた。

 

もし、この金を金融機関の甘言に乗って投資に廻していたら、と思うとゾッとする。無駄遣いせよとは言わないが、欲しいと思ったら買っておくに限る。素人の投資は火遊び以上に危険だ。少なくともそれだけは言える。